歌(音楽)を通しての情操教育の目的から13年前に合唱団が誕生しました。当時の大村市においては学校単位での合唱団は存在せず、全国的にも早い時期での結成です。活動内容も結成時から続いている「ももの花コンサート」と題した合唱団の定期公演をはじめ、NHKの全国音楽コンクールや敬老会訪問、施設慰問と多岐にわたります。現在、団員は3年生以上の43名が在籍し、週3回(月、水、金)のペースで放課後の音楽室で練習を行っています。


  昨年、これまで合唱団の活動に尽力を注いできた先生や保護者の方々などの努力が「平成13年度 長崎県学校文化活動顕彰」という形でたたえられました。4年前から指導にあたっている山川先生(音楽担当教諭)は、”私が指導に専念できるのも保護者の方などの支えがあってのことです。”とこれまでの活動を振り返っていました。その言葉のとおり、合唱団を裏で支える人々の多さやその思いの深さは、昨年の講演に伺った際に触れた私も経験済みで、会場狭しと集まったお客さんの数にも裏付けられていました。そして、それらの人々に支えられ歌う喜びを知る子供達は異学年を超えた深いコミュニケーションをつくり、そのチームワークの良さは取材に伺った練習時にも子供らしい豊かな表情や透き通った歌声にしっかりと表れていました。そんな子供達の明るくのびのびした姿は、来年3月に市民会館で行われる「旭が丘合唱クラブ定期演奏会 第13回 ももの花コンサート」で皆さんも出会う事が出来ます。今回公演では合唱団のレパートリーは勿論のこと、友情をテーマにした合唱ミュージカル「星空の紙ヒコーキ」などのプログラムが満載です。皆さん、足を運ばれてはいかがでしょうか。

保護者代表
 林田みゆき TEL:54-0009