Nagasaki Happy Web Party おおむらンド |
ちょっとしたことでも、気に病んでいることがあればお気軽にご相談ください。
うえき心療内科クリニックのうえき先生に回答していただきます。
|
秘密は厳守いたします。安心してメールください。
ご相談窓口からどうぞ・・・
No.1 “ねぼけ”について
|
||
子供が夜中にねぼけます。どう対応したらいいですか?治りますか? | ||
一般に“ねぼけ”と呼ばれるものには、[1]ねぼけ(錯乱性覚醒)、[2]夢遊症(夢中遊行)、[3]夜驚症があります。 うえき心療内科クリニック 植木 健 |
No.2 “キレル子どもたち”について
|
||
最近の「キレル子どもたち」をどう理解したらいいですか? | ||
最近、連日のように、若者の凶悪な犯罪がマスコミを賑わせており、「キレル17歳」という言葉がキーワードとなってしまった感があります。 では、こうした現象はどうして起こってくるのでしょうか。もちろん、こうした現象の一部は、思考内容の異常や感情の激越性と言った、一種の精神的な病的状態でも起こり得ます。しかしそうした特殊な場合を除けば、今日的にはむしろ、対人関係におけるコミュニケーション能力の不足や、ストレスフルな環境下で、むしろ良い子であろうとするがあまり、ストレスや葛藤をうまく発散できず、一見些細なきっかけで容易に感情が揺り動かされ、抑圧された葛藤が一気に出口を求めて爆発するという、精神的に極めて余裕のない状況で起こり易いと言えるでしょう。 少子化、核家族化、物質的豊かさの陰で、若者の「忍耐力」が低下しているのも事実ですが、一方で、人と人とのコミュニケーションの減少、信頼感の持てる人間関係の喪失、他人との比較ではなく、存在そのものを受け入れてくれる家庭的な無償の愛情の枯渇といった現象が進んでおり、「キレル」という無機質な、機械的な言葉の響きがこのことを暗示しているようにも思えます。私達は「キレル若者」を遠ざけるのではなく、彼等の心の叫びに耳を傾ける努力を、忘れてはいけないと思うのです。 うえき心療内科クリニック 植木 健 |
No.3 “燃えつき症候群”について
|
||
燃えつき症候群とはどのようなものですか? | ||
人一倍活発に仕事をしてきた人が、何らかのきっかけであたかも燃え尽きるかのように,急に活力や意欲を失ってしまい、無気力状態や抑うつ状態に陥ってしまうことがあります。同時に動悸やめまい、息切れや胃腸障害など、身体のあちこちにも色々な症状が現れて来ることがあります。このような状態を「燃えつき症候群」と呼んでいます。 燃えつきやすい人は、高い目標と理想に燃えているような人です。特に、教育関係や医療福祉関係などの人間相手の仕事に従事する人で、しかも熱心に仕事に励み、自己犠牲的精神と情熱で仕事をこなすタイプの人に多いようです。なぜなら、このような人はいつも仕事のことしか頭になく、個人的な余暇や趣味にも関心がなく、家庭生活も空虚となり、仕事以外の人間的生活を失っていることが多いからです。そして、ひとたび仕事上のことで自分の期待が裏切られると、まるで燃え尽きたかのように虚脱した精神状態に陥り易いのです。 予防としては、まず自分が仕事人間に陥っていないかのチェックを行うことです。そして、働き過ぎのようなら積極的に同僚や上司の助けを求めるようにしましょう。その上で、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、また余暇をうまくみつけて、ゆとりのある生活を取り戻すよう心がけることが、最も基本的な予防法です。燃えつき症候群に陥り、身体症状や精神症状が強いときは、医学的治療が必要ですので、最寄の心療内科か精神科にご相談下さい。 うえき心療内科クリニック 植木 健 |